フラワーガーデン
「ハルナ、ごめん。直ぐ戻るから、両親と一緒に朝食を取っていてくれるかな」

そう言うトオル君は、いつものトオル君だ。


彼のこと、もっと知りたいなぁ……


そっと溜息をつきながら、昨日の夜、私だけに見せてくれた彼の切ない表情を思い出して、私は真っ赤になったまま俯いてしまっていた。


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