フラワーガーデン
座禅が終わった今、ハルナはクリクリとしたどんぐりのようなその目で僕を見つめている。

「ハルナ、頼むから、そんなに見つめないでよ」

「だって、凄いんだもん。どうやってるの?それ」

僕たちは老師の好意でお昼を共にしていた。


コリコリコリコリ・・・・・・


悪戦苦闘しているハルナの口からは沢庵を噛む音が聞こえてくる。

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