【完】午前0時日付が変わっても
いつもはすぐに部活に向かう2人だけど、時間潰しにつきあってくれてありがたい…。
でも、もうこれ以上ここにいたら遅刻しちゃうから。
「がんばって!」と手を振って送り出す。
…千景くんまだかなぁ……。
一時期落ち着いてたと思うのに、最近また告白受けるようになったのかね。
仕方ないけど、やっぱりモヤモヤしちゃうよ。
待つこと30分。
「…遅い〜!」
教室に戻ってくる千景くんの姿はまだなし。
カバン持たずに帰るってことは考えにくい。
じゃあ、どこにいるの?
連絡してみても応答ないし、読んでなさそうだし…どうした!
じっと待ってるだけじゃ時間だけが過ぎていく。
もう、こうなったら私が見つける。