【完】午前0時日付が変わっても
今日の保健室での千景くんを思い出す。
押し倒して、近づいて……、
うわーっ、もう!しらない!!
千景くんなんて…っ
「百瀬さんは別れたことに全然納得してるふうじゃなさそうだな」
「! あっ…」
そうだ、今は大知先輩と一緒だった。
頭の中が全然スッキリしない…
学校から駅までの途中に小さな公園に、大知先輩と寄りみち。
「そう、ですね。千景くんが考えた結果だと思うんですけど…私はずっと好きで今も好きで……きっとこの先も」
「うん。いいな、そんなに一途に思われて」
「先輩は好きな人とかいますか?」
「……いる、ね」