【完】午前0時日付が変わっても


今日の保健室での千景くんを思い出す。


押し倒して、近づいて……、



うわーっ、もう!しらない!!


千景くんなんて…っ





「百瀬さんは別れたことに全然納得してるふうじゃなさそうだな」


「! あっ…」




そうだ、今は大知先輩と一緒だった。



頭の中が全然スッキリしない…



学校から駅までの途中に小さな公園に、大知先輩と寄りみち。



「そう、ですね。千景くんが考えた結果だと思うんですけど…私はずっと好きで今も好きで……きっとこの先も」



「うん。いいな、そんなに一途に思われて」



「先輩は好きな人とかいますか?」



「……いる、ね」


< 303 / 416 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop