【完】午前0時日付が変わっても
ニコって。
なに、千景くん。
君そんな可愛い笑顔も出せるの…!?
まだあんまり普通に笑ってるところ見てなかったから嬉しいし、
そして、会いたかったって……!
そっかぁ
私のこと完全には忘れてなかったんだね。
時々、思い出してくれてたのかな。
会いたかったって言われただけでこんなに嬉しくなる。
私やっぱり千景くんが好きなんだ。
「そうなんだ。嬉しいな~。私も千景くんに会いたかったよ!」
「ぷっ……」
「……ん?」
口を手で覆って横に顔を向けてる千景くんの肩が小さく震えている。
どしたの?