cherry~甘い蜜~Ⅰ
久木 仁 ーヒサキ ジンー
私と同い年の彼。
出会いは友達の友達という
ありきたりな出会い。
仁はいつも笑顔で強い心をもった
私の支えであり、あこがれでもあった。
「ユズ~。お前はずっと俺のものだかんな。」
この言葉を噛み締め永遠を願ったりもした。
こんなに人を好きになったのは初めてだ。
と、その頃は純粋な気持ちを抱いていたものだ。
だがこんな幸せは長くは続かなかった。
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