無敵な彼女



母の作った朝食を食べ終え、今日から通うことになっている櫻ヶ丘高校へと向かっていたときだった。


私は体全体の血が沸騰するような感覚に陥った。






「ねえ、君すっげえ可愛いね!その制服って櫻ヶ丘でしょ?俺らその隣の男子校なんだけどさ」


「えっと、あの……」


「もしかして新入生?ねねっ、名前教えてよ」


少し離れた数メートル先で……ひとりの女子生徒を囲んだ3人の見知らぬ男子高生。






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