無敵な彼女



―ガバ!!






4月2日。


決して暑くもないのに、体から大量の汗を流しながら……ベッドの上で目を覚ました。


「はあ……はあ……」


短距離走でも走ったかのように、心臓がドクドクいってる……。


のそりと重い上半身だけを起こした私は、頭を押さえながら無意識に息を吐いた。




「また……あの夢……」






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