LOVE School LifeⅡ【完結】
「俺以外の男と過ごすんだ…、愛ちゃんは」
「アホか。友達と過ごすってのもあるでしょ」
「ああ!愛ちゃんの親友」
「そうそう。多分、聡子といると思うけど。
毎年聡子とシゲと……」
そこまで言って、ハッと口を噤む。
毎年恒例だったクリスマスパーティ。
そこにはもちろんシゲもいたから。
ヤバイと思っても、もう後の祭り。
秋人はじとーっと細目で私を見つめて来る。
「今年も?」
「……さ、さあ?」
「やっぱり他の男と過ごすんだね」
「…うっ」
責める様な瞳に耐えられないんですけど。
そう言えば、有紗とかもいるじゃん。
私は慌ててそれを口にした。
「ほら、有紗とか由紀とか翔子とかいるじゃん!」
「あの三人彼氏いるから」
「……」
チーン。
秋人にバッサリと否定された。
そうだよ、彼氏いるの知ってたじゃん。
そりゃ彼氏と過ごすよね。