LOVE School LifeⅡ【完結】
「俺、愛ちゃんにあんな事したヤツ、絶対許さないから」
ニッコリ笑顔なのに、黒いオーラが見えるのは私の気の所為だろうか。
恐ろしい。
下駄箱まで来ると、そこに立ってたのは有紗だ。
仁王立ちで、私を見付けるとぶんぶんっと手を振った。
「愛っ!」
「有紗、おはよ」
今日は由紀に翔子は一緒じゃないのか。
有紗は隣にいる秋人と私の繋がれた手を見て、眉間に皺を寄せた。
「何それ。復活したの?」
「え?あ…えっと」
返答に困っていると、秋人がサラリと。
「うん。復活」
そう言った。