LOVE School LifeⅡ【完結】
「それと、あんた!
男に簡単に身体を許すな!男がつけ上がるから!
こいつみたいに」
「……」
本間はバツが悪そうに、視線を逸らすと頭の後ろに手を当てていた。
「折角可愛い顔してるんだから、勿体ない事してるんじゃないっつうの!
身体を許したらそこで終わりなんだから!!」
って、私処女だけどね!
偉そうに言ってるけど、私処女だからね!
でも、今だけはそれを棚に上げて言ってやる。
「それと、私秋人の事好きだから。
絶対譲ってなんかやんない!秋人が貴方を好きだって言うまでは!」
彼女は目をぱちくりとして、私の宣戦布告を聞いていた。
それに返事をしようと彼女が口を開きかけた時だ。
「あはは、やっぱ愛ちゃん最高」
笑いながら姿を見せたのは、秋人。
絶対来るタイミングじゃない。