LOVE School LifeⅡ【完結】
「まさか、清ちゃんがいるとは思ってなかったな」
「……秋人。お前どこから聞いてた」
「ふざけんのも大概にしろよな、辺りから」
オイ。それ、ほぼ全て聞いてたんじゃないか。
どこに隠れてたんだよ。
秋人はニッコリ微笑みながら私を見ると、段々こっちに近付いて来る。
それから隣に並ぶと、ぐいっと腕で私を引き寄せた。
「俺、やっぱり愛ちゃんともう一度付き合う事にしたから」
「はっ!?」
秋人!?
つか、さっきも思ったけど嘘を平然と言うな!
「嘘ですよね?先輩」
「本当。だってこんな綺麗な子いないもん」
綺麗な子、って。