LOVE School LifeⅡ【完結】
「何?」
「昼一緒に食べるでしょ?」
「うん、もちろ「ダメ。ダメダメ!俺と食べるの!」
笑顔で有紗に返事をしようとしたのに、勝手に断るのはもちろん秋人。
私の横に来ると、慌てた様子で有紗に言った。
それに有紗は顔をしかめる。
「休み時間ずっと一緒なんだから昼ぐらい譲れっつうの」
「やだ、勿体ない」
「はあ?べったりし過ぎ」
秋人に凄む有紗は怖い。
傍から見てるとすっごい絵になる二人なんだけどな。
「来週からじゃダメ?」
「何で来週」
「今日はちょっとヨリ戻ったばかりだし、一緒にいたいからさ。ダメ、かな?」
「……」
眉間に皺を寄せる有紗は、じっと黙って考えているらしい。
秋人の言ってる事は確かに、尤もっぽい理由だ。
だけど、嘘ですから。
とは、とてもじゃないが言えない。