LOVE School LifeⅡ【完結】
「愛ちゃん」
「ん?」
「俺は絶対行かないからね!」
「え」
「合コンとか!」
「あ、うん」
いや、行くって言ったら逆に驚くわ。
確かに彼氏でないし、行くのは自由であるけども。
あれだけ私を束縛しようとして来たのに、行くって言うならこっちにだって考えがあるんだからね。
きっと、秋人はそれをわかってるんだろうな。
「……んじゃ、俺寝る」
「あ、そろそろ俺も教室戻るわ」
「うん、わかった」
「瞬たん、放課後ね」
三人で瞬と秋人を見送った。
瞬と秋人が並ぶと、本当にオーラがあるというか。
モデルとして二人、まじで通用するよな。
あー、こないだの雑誌まだあるかな。
聡子と一緒に買ってくれば良かった。
秋人、写ってるから欲しいな。
とか、絶対秋人には言えない。
言ったら喜んであいつ、俺の写真なんてたくさんあげるよ、寧ろ一緒に撮ろうとか言いだしそうだ。
うん、帰りにこっそりコンビニ寄ってみよう。
それでなかったら諦めよう。