LOVE School LifeⅡ【完結】
「ラブってヤキモチとか妬かなそうだね」
頬杖ついたまま、そう言う結城。
ヤキモチ、か。
まあ、妬かないかもしれないな。
少しだけ考えていると、本間がそれに続けた。
「ああ、それわかる。
秋人が合コン来ても気にしなさそうだもんね」
「私ってそう見えるの?」
「うん、見えるね。愛ちんはそういう細かいとこ気にしないって感じ」
「可愛げないだけでしょ」
男ってのは、ヤキモチ妬かれてぷくって頬を膨らませた女の子の方が好きなんじゃないの?
少なからず、私の前の学校の男子にはそういう女の子の方がモテてたと思う。
「ラブは可愛いよ?」
私の言葉に、キョトンとした顔を見せるとそう言った。
普通に言わないんで欲しいんですけど。