LOVE School LifeⅡ【完結】
「素直じゃないとこが本当に可愛いと思うんだけど。
それに、たまに素直なとこ見せたりして、俺的にそれが結構ツボだけど」
「……ちょ」
「あーわかる。愛ちんって本当に意地張ったりして、それがわかるから可愛いよね」
「……」
「んで、こういう事を言われ慣れてなくて照れてるとことか最高に可愛いと思う」
「うるさい」
からかってるんじゃねえ。
だって、普通のテンションであんなん言われたら照れるでしょ。
少しだけ照れた顔を見せない様に、私は前を向く。
「ほんっと可愛いよ、ラブは」
半ば独り言の様に、結城はそう呟いた。
すぐに振り向いたけど、結城は授業の準備をしていて私の方を見ない。
……聞き間違い?
首を捻りながら、私も教科書等を出した。