LOVE School LifeⅡ【完結】
「あー…」
気まずそうに顔を逸らすと、瞬は何となく察したのか、口を開く。
「あ。どうでもいいんだけど、歩く音うっせえなと思って」
「ごめん」
「もう、瞬!
瞬だって上履きちゃんと履いてないんだから、同じ様にうっさいよ?」
「そうか?」
すかさずフォローしてくれる秋人。
本当にすぐに気が回るよなあ。
「ふうん」
私と秋人を見て、瞬は意味ありげに呟くと口を閉じた。
どういう事だ。
今のふうんってのは。
そう思って瞬を見るけど、もうこっちを見ようともしない。
何だ?ちゃらおーずは私と目を合わさないってスキル持ってるのか?
そんなスキル要らない。
購買に到着すると、秋人は一歩前へ出てから私に笑顔で尋ねた。