LOVE School LifeⅡ【完結】
「なんつうブッサイクな顔してんだよ。
アイツを中学校の時から知ってるけど、初めて他の女に興味持ったんだ。
興味湧いたっておかしくねえだろ?」
「……」
「だから、今度…「ストーーーーップ!!!」
私と瞬の間に腕を伸ばすと、壁にドンっと手の平を打ちつけて秋人が入って来る。
それから、無理矢理私と瞬の間に体を押し込むとキッと瞬を睨みつけた。
「瞬、俺のいない間に愛ちゃん口説かないで?」
「口説いてはいない」
「嘘だ。今絶対誘おうとしてたでしょ」
「誘おうとはしたけど」
「口説いてるじゃん!」
「あー、ハイハイ。すみませんでした」
「ちょ、瞬!?本当にわかってる!?」
「もちろん。秋人を怒らせたらめんどくさいし」
「めんどくさいって何!」
「そのまんま。パン貰うぞ」
そう言うと、瞬は秋人の持ってるパンを一つ取ってどこかへ向かった。
それに秋人は慌てて尋ねる。