LOVE School LifeⅡ【完結】
「瞬たん、行こうか」
「ああ」
いい感じに瞬を連れ出そうとしてくれる結城に、心の中で親指を立てた。
早く連れて行ってくれ。
「なあ、新一。今日の子ってどんなん?」
「わかんない。ハスミに頼んだから」
「え。ハスミっちって結構あれじゃね?
可愛いが幅広くね?」
「別に清ちゃんは胸がでかけりゃいいんじゃないの?」
「まあ、目を瞑ればなんとか…、って。愛ちん視線が怖い」
また、私の前で下世話な話をしてる結城と本間。
更には懲りずにそんな事を言う本間を、キッと睨みつける。
「愛ちん。DKなんてそんなモンですから」
「……」
「……なんか、ごめんなさい」
まだガンつけてる私に、何故か謝って来る本間。
別に?
自由だし?
確かに男子高校生ですしね?
「いいえ、好きにしたらいいと思います。
私は一切その事について口出ししませんので」
ニッコリと微笑んでみせると、本間は顔を強張らせた。