LOVE School LifeⅡ【完結】
9.これは正しいのか、それとも間違ってるのか
一息ついたのは、母親の声がしたからだ。
「愛ーご飯ー。いらないのー?」
ガチャリと扉を開けられて、私は嫌悪感剥き出しの顔で母親を睨みつける。
そんな私の事なんて屁とも思ってない母親は、「食べないなら私が食べちゃうからね」って舌を出して言って来た。
いい年こいたオバサンがやめてくれますか。
てへぺろコツン。とか、微妙に古いから。
「……行くから」
そう告げてから、母親はリビングへと戻って行く。
いなくなってから、腕を伸ばして背伸びをした。
もうそんな時間経ったのか。
授業まともに聞いてなかったし、今日は勉強したかったんだよな。
時刻を確認する為に、サイレントにして放置していた携帯を手にする。
あれ?結城からのLINEだ。
【SIN:ラブー。助けて。
死にそう】
…………………は!?
ちょっと待て。
死にそうってなんだ。
合コンは?
終わったのか?
それでいて、死にそうって事?
いや、意味が分からないんだけど。