LOVE School LifeⅡ【完結】
【意味不明です。説明求む。】
そう返信をすると、すぐに既読がついた。
相変わらず早いんだよ。
いいや、この返事を貰った後判断するか。
すると、ポンっと結城から返事が来た。
【財布。落とした。鍵があったから家に帰れない。入れない。今日野宿だ】
―――――……なんですと。
私は返事をせずに、結城に電話をかけた。
『もしもし』
結城の後ろはまだガヤガヤしている。
どこか、外にいるんだろうか。
まあ、それはいい。
とにかく事情を聞かないと。
「どういう事だ」
『そのまんま』
「何で私に連絡して来るんだ」
『だって、ラブしか浮かばなかったし』
「つか、合コンは」
『もうお開きになったよ』
「どこで落としたとか、覚えてない?警察は?」
『警察は行ったよ、なかった』
「……はあ、わかった。今どこ」
『来てくれるの?ラブ』
私は椅子の背もたれに体を預けると、苦笑した。