LOVE School LifeⅡ【完結】
「ラブ、ありがと」
「いいえ」
「んで、このまま朝まで付き合って欲しいんだけど」
「……はい?」
朝まで?それはここでオールって事か?
それなら、麗さんっていう適任いるんですけど。
金なら貸すから、いや、寧ろあげるから。
だから、漫画喫茶か、カラオケか。
そっちで一人でオールしていただきたい。
あからさまに嫌そうな顔をしたのだろう。
目の前の結城は吹き出した。
「わっかりやすいなあ、ラブはもう」
「……」
「代わりに、だけど。
今日なら俺、どんな質問にも答えちゃうけどな」
「……どういう事?」
探る様に結城を見るけど、その表情からは何も読み取れない。
意味不明なんですけど。
頬杖をついたまま、結城はクスクスと笑う。
「色々聞きたい事とかあるんじゃないのかなあーって。
別に俺自身の事だけでなくてね?」
「……」
例えば?
それは秋人の事とか。
麗さんの事とか。
中学時代の事とか。
私に似てるって言ってた人の事とか。