LOVE School LifeⅡ【完結】
「あっきーって、どこか安心してると思うんだよね」
「そうか?」
「うん。俺の側からラブが離れないだろうなって」
「それはないと思うけど」
「ある。あっきーは、新しく好きな人を作るのが怖いから。
きっと自分の気持ちに気付いてるのに、蓋をしてるんだ」
「……」
「俺さ、麗さんと関係持ってるじゃん?」
「うん」
「それに、麗さんは俺の事を好きじゃないよ」
「……え?」
何を言ってるの?
あんなに結城に積極的にアピールしてるじゃん。
初日に見た麗さんは、明らかに結城狙いだってわかった。
私を見る目もまじで怖かったし。
戸惑う私に対して、結城は至って冷静で。
だから、それは本当なのかもしれないと思えて来て、嘘だとまた首を振った。
そんな言葉、信じられる筈がない。