LOVE School LifeⅡ【完結】



「簡単に言うと、ラブとあっきーみたいな関係だったわけ。
あ、違うか。俺と麗さんは付き合ってないし」

「は!?はああっ!?」


え?
まじで意味がわかんないんだけど。



頭を抱えた私を見て、結城はクスクスと笑ってるけど。
笑い事じゃないんですが。


しかも、もしもね。
これがまじで、本気で、事実なら漏らしていいわけ?寄りに寄って私に。



「麗さんが俺を好きだって、演技するけど許せよ?ってさ。
それからね」


結城はそこで区切ると、視線を伏せた。
私はゴクリと生唾を飲み込み、続きを待つ。


ドクンドクンと変に心臓が騒ぎ出す。

結城の次の言葉なんて、大体想像ついてる。


聞きたくない、だけど、聞きたい。
聞かなくちゃ。


ぎゅうっと、私はパーカーの裾を掴んだ。
< 197 / 319 >

この作品をシェア

pagetop