LOVE School LifeⅡ【完結】
「簡単に言うと、ラブとあっきーみたいな関係だったわけ。
あ、違うか。俺と麗さんは付き合ってないし」
「は!?はああっ!?」
え?
まじで意味がわかんないんだけど。
頭を抱えた私を見て、結城はクスクスと笑ってるけど。
笑い事じゃないんですが。
しかも、もしもね。
これがまじで、本気で、事実なら漏らしていいわけ?寄りに寄って私に。
「麗さんが俺を好きだって、演技するけど許せよ?ってさ。
それからね」
結城はそこで区切ると、視線を伏せた。
私はゴクリと生唾を飲み込み、続きを待つ。
ドクンドクンと変に心臓が騒ぎ出す。
結城の次の言葉なんて、大体想像ついてる。
聞きたくない、だけど、聞きたい。
聞かなくちゃ。
ぎゅうっと、私はパーカーの裾を掴んだ。