LOVE School LifeⅡ【完結】

…あー。あったま痛い。


泣き過ぎた所為か、ガンガンとする。


いつの間にか、辺りはうっすらと暗くなっていた。
窓から少しだけ差す月明りが、部屋を照らす。


……アホらし。


誰かを好きになったって思った瞬間、失恋。


そんで、大号泣。


爆笑モンだね、これ。
ハッと乾いた笑いを零す。


喉、渇いた。


でも、絶対ひっどい顔してるから部屋から出たくない。
母親に突っ込まれるのが今は鬱陶しい。


もう、秋人の事考えたくない。


……なのに、気になるのは自分の携帯。


連絡なんて来てる筈ないのに、少しだけ期待してしまう自分が憎い。


溜め息をつきながら、私はのっそりと起き上がりカバンを探る。
暗闇で携帯が光っていた。
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