LOVE School LifeⅡ【完結】
それは、義務感?優しさ?
そう、言いたかった。
問いたかったけど。
だけど、自分の“秋人と離れない”って言葉も、結城のそれと同じ様な気がして。
どうしたって自分の気持ちを正当化したくって、その言葉を口にする事は出来なかった。
間違ってるのかもしれない。
私も、結城も。
秋人も、麗さんも。
それでも、正しいかじゃなくて、自分がどうしたいかを私は貫きたい。
後悔しない様に。
「まあ、ラブが俺のとこ来るって言うなら受け止めるけど?」
いつも言ってる様に、おちゃらけて言う結城に私も同じ様に返す。
「頼まれても行きません」
「ラブは相変わらずだ。それがいいんだけど」
くっくっくと、結城は喉を鳴らすと料理を一口パクリと頬張る。
私も倣う様にパクリと一口頬張った。
それから、顔を見合わせると「冷たっ」っと一言呟き、笑い合った。