LOVE School LifeⅡ【完結】


「……ええ、そんな事考えてなかったからね」

「いや、それで部活してたらわかるんだけど。
部活に打ち込んでるから今は無理みたいな。
でも、ラブしてないんでしょ?なのに、恋愛もしてない。
……ラブ、今まで何してたの?」


憐れむ様な瞳でこっちを見ないでくれるかな。
殴りますよ?


いいじゃないか。
これはこれで、結構楽しんで生きてるんだよ。


あの母親だから、恋愛に夢とか抱いてなかったし。
絶対、母親の所為だ。


男だけが浮気するなんて、許せなくない?
とか、平気で言っちゃう母親なのだ。


まあ、今は父親にゾッコンらしいから他の男に興味ないらしいけど。
結婚してもう20年とか経つのに。


今でもたまに日曜日、二人でデートしたりしてる。




それを羨ましいともなんとも思わない、私。
寧ろ、ラブラブっぷりがうざかったりもする。


あ。目の前でイチャイチャされるのが苦手なのも、両親の所為だな。


……親の影響力絶大。

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