LOVE School LifeⅡ【完結】
「…ちゃん、愛ちゃん」
……。
誰?
「愛ちゃん」
ハッとして目を開けると、目の前には困った様に笑う秋人の姿。
……。
寝てしまった。
やってしまった。
「爆睡。寝てなかったの?」
「ご、ごめん」
クスクスとおかしそうに笑う秋人に、羞恥でかあっと顔が熱くなった。
「ヨダレ」
「嘘っ!?」
慌てて口元を拭うと、秋人はケラケラと笑った。
どうやら、騙されたらしい。
でも、怒る気力ない。
こんなとこで寝てしまったのは、私だから。
「珍しいね。なんか、俺がいつも待ってるし」
「……いや、ちょっと」
「ん?何かあった?」
優しく微笑む秋人。
それに、急に罪悪感が募る。