LOVE School LifeⅡ【完結】
キスするのは秋人が私を好きじゃないと嫌だって事。
そうか。
さっきのキスは、勝手に体が動いたってヤツで。
好きとか、そんなんじゃなくて。
誰にも渡したくないって言葉も。
何もかも。
ただの、独占欲だったんだ。
好き、ってわけじゃなくて。
あれ、何ショック受けてるんだろ。
わかりきってた癖に。
何を今更。
バカ、みたい。
「あはは、もうやめてよ。ああいうのは」
わざとらしく笑って見せると、なるべく明るい口調でそう口にした。
秋人の顔を見る事が出来ない。
胸だけがズキズキと痛い。
だけど、その痛みを隠す様に私はハンバーガーを口いっぱいに頬張った。