LOVE School LifeⅡ【完結】
「わかってな「もういいから」
どうしても聞きたくなくて、私は思わず秋人の言葉を遮っていた。
言ってからハッとして、秋人を見るけどもう手遅れ。
八の字に下がった眉に、悲しそうな瞳で私を見つめる秋人。
「あ、えっと。ごめん。もう、その話は終わりにしよ?
ほら、お腹空いたし!」
何度も聞いた、秋人の好きって言葉。
これはきっと私の好きと一緒じゃない。
もう、簡単に信じたりしちゃダメだ。
秋人にも迷惑かける。
「……そう、だね」
詰まらせながらそう言った後。
秋人は微かに微笑むと、自分のポテトに手を伸ばした。
それからの時間はとても重苦しくて、無理に笑う私と秋人。
どんな会話をしたのかなんて、全く覚えてない。
中身のない会話を延々と話していた。
ただ、沈黙にならない様に。
明日になったら大丈夫だよね。
また、普通に笑って話せるよね。