LOVE School LifeⅡ【完結】
重苦しい空気は秋人と別れを告げる時まで続いた。
家まで送ってくれた秋人にお礼を言うと、手を振りすぐに自宅へと入った。
何か言いたげな秋人を無視して。
必死に、耐えてた。
だから、もう限界だったんだ。
すぐに自分の部屋に向かい、中に入って扉を閉めた途端。
私の瞳からはぶわっと涙が溢れ出した。
秋人に変な心配かけたくなくって、必死に笑ってた。
涙を流さない様にって、ただそれだけ考えてクダラナイ話しを続けてた。
あんなに、優しくて、私を想ってくれてる様なキス。
どうして、出来るの。
どうして、出来たの。
私は秋人が好きなのに。
……秋人が好きなのに。