LOVE School LifeⅡ【完結】
簡単に好きでいる、離れないなんて言ったけど。
ただ一緒にいる事がこんなにも辛いなんて、思わなかった。
私と秋人の関係は脆くて、一線を越えるか越えないか。
紙一重のところで立っている。
だから、あんな風にキスをされると途端に息苦しくなるんだ。
秋人に全てを許した後、ちゃんと言おう。
私は秋人を好きでいると思うけど、こういう事はもう二度としないって。
私を好きになってから、改めて言って欲しい。
それまで待つって事を伝えよう。
きっと、それが一番いいんだ。
結城の言う通り、秋人は私がいるって事に安心して、それを前へ進んでいるって思い違いしてるのかもしれない。
手を繋いで、キスをして。
他の女の子とは違うから、きっと。
珍しく結城から返事がすぐに来ない。
まあ、彼にも色々あるだろうと特に気にする事なく私は眠りに就いた。
秋人に笑顔で挨拶出来ます様に。
そう、思いながら。