LOVE School LifeⅡ【完結】
気恥ずかしくて、顔を背ける。
きっと、秋人はそんな私を見て笑ってる事だろう。
「今日さー、瞬も誘ったんだけど来ないって」
「そうなんだ」
「眠いから起きたら家に行くだってさ」
「ふうん。てか、瞬って秋人の家に普通に入って来るよね?
あれ結構びびるんだけど」
「ああ、瞬のあれは昔っからだからね」
「まじか」
昔っからあんな図々しく家に入って来るのか。
色々驚きだよ。
「あれでいて、瞬は俺の事気にかけてくれてるんだよ」
「そうなの?そんな風には見えないけど」
あ、でも瞬が一度昇降口で待ってた時秋人の心配してたな。
「素っ気ないからね。でも、本当は凄く優しいんだよ。
ほら、俺結構一人で部屋にこもって落ち込むから。
それは誰にも見せたくないから、ってのもあるんだけどさ。
そんな時、瞬ってタイミングよく家にやって来るんだよね。
朝とか夜とか関係ないんだよ?
突然部屋に入って来て、漫画読ませろって」
「何それ」
「本当に何それでしょ?」