LOVE School LifeⅡ【完結】
「あっきー。ラブ、んちゃー」
「おっすー」
「愛ちん、なんかワンピで今日は一段と女の子だね」
「本当に。ラブ、めっちゃ可愛い」
なんだよ、お前ら。
ニヤニヤと気持ち悪い。
ぷいっと顔を逸らすと、途端に笑い出す結城と本間。
「照れてるー。ラブ、わかりやすっ」
「愛ちん、本当にすぐに照れるんだから」
「うるさいっ」
私で遊ぶな、一号、二号。
噛みつくぞ。
「そうそう、可愛いでしょ?
だから、新ちゃんと清ちゃんは隣には座らせられないから」
私を隠す様に前に立つと、秋人が二人にそう言った。
もちろん、二人からはブーイング。
「は!?あっきー何それ!横暴だ!」
「秋人!俺は猛抗議するぞ!」
……いつも思うけど、あのさ。
どこでもよくない?
そんな必死になる事なんてないのに。
平和だわ、なんて思ってしまうよ。