LOVE School LifeⅡ【完結】
それから、私達は数時間勉強をしていた。
わからない箇所は秋人に聞いて、たまに本を探しに行って、それでまた勉強。
大分理解出来たから、今度のテストはバッチシだと思う。
うん、多分。
皆で背伸びをすると、どこかご飯に行こうかって話になった。
向かうはまたラーメン屋。
何、これ。定番になってるわけ。
食べ終えた後、またカラオケかと思ったけどどうやら本間と結城にはこれから予定があるみたいだ。
聞けば一緒にではなく、別々らしいけど。
なので、ラーメン屋の前で解散って事になった。
「んじゃ、明日学校で」
「バイバイ!ラブ、あっきー!」
ぶんっぶんと手を振る結城に苦笑する私。
隣で迷惑そうに結城を見てる本間。
二人に軽く手を振ると、私と秋人は顔を見合わせた。
「どうしようか」
「あのさ、愛ちゃん」
「ん?」
そう、首を傾げた瞬間。
秋人がぎゅうっと私の手をとって握り締める。
それは突然で、ドキンって心臓が大きく鳴った。
「ど、どうしたの」
動揺する私は、視線を逸らしながら秋人に尋ねる。