LOVE School LifeⅡ【完結】
それの結果がこれ。
私から求めちゃいけなかったのに。
秋人に迷惑かけるって考えたのに、自分の気持ちの処理の仕方がわからなくて、間違えた選択をしてしまった。
……本当にバカだな。
暫く、そのまま横になっていた私の耳元に聞こえて来た足音。
それにドキっとした。
秋人が戻って来たのかな。
どんな顔したらいいのか、わかんない。
どうしよう。
とりあえず、体を起こして座ったまま障子に背を向ける。
徐々に大きくなる足音。
それが部屋の前で止まった。
それから、一気に開けられた障子。
「……あれ?」
そう声がして、私はバッとそっちを見た。
「……何でお前がいんの。つか、秋人は?」
堂々と、秋人の部屋に勝手に入って来てる男。瞬。
そういえば、今日起きたら家に来るって言ってたな。
こんな時間に起きたの?
流石に遅くないか。