LOVE School LifeⅡ【完結】
「どうしたの。なんか、変な顔だけど」
「ちょっ…」
なんつう失礼な事を!
確かに変な顔かもしれないけど!
そこは否定しないけど!!
「で、秋人は」
「……出てった」
「は?何それ」
私がそう言うと、瞬の顔が歪む。
訝しげな顔でこっちをじっと見つめて来る。
どうやら、話の続きを待ってるらしい。
「……」
「何で」
「……」
「アイツになんかされた?」
「いや」
寧ろ、私がした方だ。
それに私が何かされたとして、出て行くのが秋人ってのはおかしい。
「よくわかんねえけど」
瞬はそう言うと、ズカズカと部屋の中に入って棚から漫画を一冊取ると、それを持ったままベッドに座った。
ポカンとしたまま、私はその様子を見ていた。