LOVE School LifeⅡ【完結】


「正直、怖かったから。愛ちゃんを好きになるのも、それを認めてしまうのも。
だって、いつかは離れてしまうって思ったら。
……怖かった」



“でも、どうせ俺より先にいなくなるんだから。
いない方がいいのかもね”



先にマイナスから考えてしまう秋人だから。

だから、そう思いたくなかったのかもしれない。



胸が、痛くて。
ぎゅうってなる胸が痛くて。


どうしようもないよ。



秋人は前髪を手でくしゃっとして情けなく笑うと。


「俺って情けねえって思ったの。
さっき、愛ちゃんから迫られた時に、愛ちゃんの口からここまで言わせてしまったんだって思ったんだよ」


力なく、そう言った。
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