LOVE School LifeⅡ【完結】
「抱かれてもいいなんて、愛ちゃんそんな事思わない筈なのに。
そこまで追い詰めたのかなって思ったら、自分の情けなさに腹が立ってどうしようもなかった」
「……」
「ハッキリ、昨日好きだって伝えたのに愛ちゃん誤魔化したから。
てっきり俺、振られちゃったのかなって思ったんだよね。
それから新ちゃんに色々な意味も含めて電話したんだけど、それ愛ちゃんが勘違いしてるんじゃね?って言っててさ。
もしかしたらそうなのかも、って俺も思って今日話ししようとしたんだ。
でも、愛ちゃんがあんな事言うじゃん?
こんな傷付けちゃって、俺何て言うの?って思った」
「……」
「だから、逃げちゃった。
……俺の方こそ、置いてってごめんね」
「……っ」
ぎゅっと奥歯を噛み締めた。
秋人がそんな風に想ってくれてたなんて。
「ちゃんと言うよ、愛ちゃん」
私に体を向けると、秋人は真っ直ぐにこっちを見つめた。
「俺の彼女になって」
その、秋人の口から出た言葉。