LOVE School LifeⅡ【完結】
「嬉しくて、なんか今は無理」
「ぶは、何それ」
「だって、信じられないし」
「じゃあ、尚更キスしよ?」
「はあっ?」
「俺の気持ち、キスから伝わって来るかもよ?」
「!?」
何を……!!!
ニヤっと笑った秋人は私に近付いて来る。
抵抗する様に後ろに逃げるけど、逃げ場なんてないよね。
簡単に秋人に捕まって、私は抱きすくめられる。
そして、顎に手を添えるとぐいっと上へと引き上げた。
きっと、顔だって真っ赤の筈だ。
ドキドキドキドキと、鼓動が早鐘の様に鳴って仕方ない。
「愛ちゃん、可愛い」
一度、ちゅっと額へとキスをする。
それから、頬や鼻。
くすぐったいし、恥ずかしいしで、私は思わずぎゅっと目を瞑った。