LOVE School LifeⅡ【完結】
「なあ、そういえばさ」
「んー」
タムっちは頬杖をつくと、
「安達ってお前の前じゃどんな感じなの?」
そう尋ねて来た。
どんな感じって何。
どういう事。
「何それ」
私が聞き返すと、タムっちは首を傾げる。
「いやあ、なんか安達って当たり障りない事しか言ってるイメージしかないから。
だから、二人の時は雪村に本音言うのかなあと」
「ああ」
そういえば、前にタムっちは秋人の事を胡散臭いとか言ってたな。
それってこういう理由だったのか。
「うん、ちゃんと話してくれてると思う」
「へえ。やっぱそうなんだ。キスはした?」
「……あのさ、殴るよ?」
「あはは!こわっ」
「タムっちー!ラブー!朝から楽しそうじゃん」
タムっちを睨みつけたとこで、結城の元気な声が割って入る。
めんどくさいのが一人増えた。