LOVE School LifeⅡ【完結】
「って、ラブ。あからさまに嫌な顔しないでくれる?
この俺でも傷付くよ?」
「そんな事ないよ、学級委員長様」
「トゲがある」
「あはは~。朝から愛ちんワールド炸裂~」
だなんて、本間まで笑って来る始末だ。
大分慣れたけども。
授業が始まり、先生の話に耳を傾ける。
今日は特にトラブルなどないから、至って平和だ。
その時。
パサっと私の机に後ろから何かが飛んできた。
は?何コレ。
驚いてすぐに後ろを振り向くと、結城がピースを作っていた。
何のピースだ。
てか、これって何?ゴミ?
投げられたモノをよくよく見ると、これはどうやらノートの切れ端らしい。
だけど、丁寧に折られた紙には【ラブへ】とあってゴミではない事を確認した。
……手紙ってわけ?
いや、女の子から渡されるならまだしも。
何で結城から渡されるの。
眉根を寄せながらその手紙を開く。