LOVE School LifeⅡ【完結】
そこには。
【聞いたよ。よかったね!】
その、言葉だけ。
……。
バカだなあ。
じわじわと嬉しさが込み上げる。
本当に結城は応援してくれてたんだ。
その手紙を折りたたむと、私は筆箱の中へと入れる。
それから、くるっと振り向くと結城に向かって小声で「ありがとう」と伝えた。
すぐに前を見たから、結城がどんな表情してるかはわかんないけど。
きっと。
とっても嬉しそうに笑ってくれてるんだろうな。
授業中なのに、顔が緩むじゃねえか。
だなんて、悪態つきながらも私の心は温かった。