LOVE School LifeⅡ【完結】
「せ、せせせ、せ、清ちゃん!?」
思いっ切り動揺する秋人。
本間の冗談に決まってるのに、動揺し過ぎだ。秋人は。
「あはは。うそうそ。流石に友達のには手を出さんわ」
案の定、本間はケラケラと笑い飛ばしてそう言った。
が。
その発言が少しだけ引っかかった。
友達のにはって、友達じゃなきゃ手を出すのか?
それともそういった経験があるの?
……とか、考えてみるけど。
あってもおかしくないとか思っちゃう私は酷い人だな、うん。
「明日からテストだねー。終わったらどっか行こうよー。
図書館とか真面目ちゃんじゃなくてさー」
結城が背伸びをしながらそう言う。
まあ、確かに。
カラオケ行ったけど、図書館がメインだったしね。
「何だろうね。夏なら絶対に海なのにな」
「あ、私海とかパス」
「え!?」
驚いた顔を見せる三人。
一斉に見られて、思わずウッとなる。
「なんで!?愛ちゃんの水着見たいし!俺!」
……まあ、秋人はそこだよな。