LOVE School LifeⅡ【完結】
「私、海水アレルギーだから」
サラっとそう告げると、ぴたりと三人は固まった。
真顔になっている三人。
……ちょ、まさか真に受けてる?
嘘だあ~なんて笑ってくれると思ったのに。
「ごめん、それは嘘です」
すぐに謝罪をすると、三人は更に目を見開いた。
「嘘かよっ!!」
「ラブの事だからマジかと思っちゃったよ!」
「俺も!愛ちゃんの水着一生見れないのかって凹んだとこだった」
「秋人は水着ばっかりかよ」
「水着ばっかりだよ!」
突っ込んでみたけど、堂々と肯定されて何も言い返せません。
「いや、海って、ほら。しょっぱいから」
「……は?」
「そりゃ海水だからね」
「それが嫌いなんですよ」
「「「……」」」
おずおずとそう言う私に、黙り込む三人。
綺麗に皆反応一緒なのやめてくれないかな。