LOVE School LifeⅡ【完結】

黙ったと思ったら、三人は顔を背けて肩を震わせている。

……だから言いたくなかったんだよ。
別にプールならいいのに、何故か皆海って言うじゃん。


何で海なんだよ。
砂だってつかないし、水着に砂が入って取るのうざったいし。
プールのが快適じゃん。


プールならウォータースライダーとかあるし。
あれ、結構好きだし。



「絶対あんた達とは行かねえ」


まだ笑う三人に口を尖らせながら、私はそう言ってやった。


「わあ、ごめんってラブ!」
「愛ちゃん!冗談じゃん!」
「あっははは!愛ちん最高ー」


くっそ、ムカつくぜ。
思いっ切り深い皺を眉間に作った私の機嫌を取る様に、秋人は右往左往していた。


まあ、最後には許したけども。
本当に泣きそうな顔をしてた秋人に、笑ってしまって。
それで、もういいよってなった。



それから、昼になると私の元へは有紗、翔子、由紀がやって来た。


「愛っ、ご飯行こう」

「うん!」

「愛ちゃーん、って。ああああ、忘れてた」



三人が私の元へとやって来たと同時に、秋人が教室に入って来た。
有紗達に囲まれた私を見て、どうやら先週した約束を思い出したみたいだ。
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