LOVE School LifeⅡ【完結】
「明日、あっきーん家に久々に集合しない?」
「おお、いいね。行こうよ」
「ちょっと、俺に許可は」
「え?だって、別に秋人の許可いらないでしょ」
勝手に話を進める結城と本間に、秋人はいじけている。
許可を取ろうとしない二人にいじける秋人は真っ当だとは思うけど、瞬があれほど自由に入って来てるのを考えると。
私には弁解など出来ない。
秋人は何かを思い出したかの様に平手に拳をポンっと当てると、
「でも、明日は引っ越し手伝うからダメだ」
そう言った。
「「え?」」
結城と本間の声が被る。
引っ越し?
……あ。麗さんだ。
そうだ、今週引っ越しするって言ってた。
明日なんだ。
「誰が?」
「姉貴」
「え。まじで?」
尋ねる本間に、秋人がそう返すと結城は目をぱちくりとさせた。