LOVE School LifeⅡ【完結】
もしかして。
麗さんが出て行くのは。
―――――――私が現れたから?
秋人を理解してくれる人を、ずっと探してて。
“いつかいいヤツ現れるんじゃねえかなって思ってたから。
まあ、出会うまでにかなり時間かかったけど”
この時には既に、私に秋人を託して離れる覚悟をしていたのかもしれない。
二度と秋人の気持ちが自分に揺らがない様に。
離れて自分を忘れさせる為に。
全てを、私に託して。