LOVE School LifeⅡ【完結】
「……行こうか」
ガタっと音を立てて、椅子を引くと秋人が立ち上がった。
結城は頷くと、秋人と一緒にこっちに来る。
「……結城」
結城は私を見ると、ニコっと笑う。
それから、私の髪の毛をわしゃわしゃとした。
「ちょ、やめ」
「ラブはなーんも心配いらないからね?」
後ろに立つ秋人を見るが、バツが悪そうに視線を逸らしているだけ。
……心配いらないってそういうわけにいかないじゃん。
だって、絶対私の事でしょ?
「結城、私も行く」
「え?」
「私もそこの人に用事あるんだよね」
そう言って、後ろに立つ秋人を睨んだ。
私の視線に秋人は肩を竦める。