LOVE School LifeⅡ【完結】
「……いい?あっきー」
「……平気」
結城は秋人に確認すると、納得したのか一緒に行くように促す。
私は二人の後ろから付いて行く。
頭上でチャイムが鳴ってる。
サボリ。
でも、今日だけは許して。品川先生。
そうやって、私は心の中で謝罪した。
結城が連れて来たのは図書室。
チャイムが鳴ったから、当たり前だけどガランとしている。
中に入って、扉をきっちり閉めると私と秋人に向き合った。
「……えー」
私の顔を交互に見ると、結城が話し出す。
「別れたって本当?」
随分直球だ。
どう返事をしようかと迷ってると、秋人が
「別れた」
そうハッキリ言った。